nuiru's blog

2015.8.22川西JC、2015.10.27郡山JCで行われた樋渡啓祐氏の講演会の内容をお伝えするブログです。

川西JC樋渡啓祐講演会 #18 に思ったこと

川西JC樋渡啓祐講演会2015.8.22 #18「図書館でTポイント、生活保護もTポイント、最大の敵は僕」に思ったことです。

一つ前の書き起こしエントリーの最後の言葉を思い出して下さい。

じつは株式会社でものをやるよりは、行政がやるっていうほうがはるかにいい。

そして今回の書き起こしエントリーの最初の言葉が続きます。

しかし行政だけでできないから民間と組み合わせる。

樋渡氏の話をまともに聞いていると気が狂いそうになります。

民間より行政のほうがやりやすいと言ったり、行政ではできないから民間と組むと言ったり。相反する言葉が、続けざまに出てくるのです。

 

好意的に理解して、民間のノウハウやアイデアを活用できるからかと思いきや、CCC社の増田社長はこう言ったそうです。

図書館やったことない。行政と仕事するのは初めて。

さらに武雄市図書館に関わったCCC社・高橋聡氏もこう言っています。

武雄市の時は……あの、ド素人でした、ぼくら。

え???

やったことがない企業と組まないとできないことってあるのでしょうか。

実績のある民間企業と組めばいいですし、それが新規参入を妨げるというのであれば、もはや行政だけでやったほうが無駄がありません。

もともとあった立派で美しい建物です。あとは立派な司書を雇い入れ(それこそ優遇して移住してきてもらえばよいでしょう)、育成し、予算をつければよかったのではないでしょうか。

 

そもそもリニューアルする必要があったのでしょうか。

リニューアルに5ヶ月ものあいだ閉館していたそうですが、それはリニューアル前の何年分の閉館日数に相当するのでしょうか。リニューアル後に年中無休にしたとして、5ヶ月間の閉館日数を取り戻すのに何年もかかることでしょう。

 

図書館の利用にTポイントを関連づけることも大問題ですが、それ以前に図書館運営をする能力のない事業者による拙速な図書館運営で、図書館を破壊させてしまったことが問題です。

 

「巧遅は拙速に如かず」は孫子の言葉ですが、出来が悪いことを正当化する言葉ではありません。
「ド素人」にスピードは関係ありません。スピードに関係なく「ド素人」の仕事しかできないのです。

 

樋渡氏はこう続けます。

とにかく、そういうふうにして作ったんですね。

それはだめだな、という言葉しか出てきません。そうして出来上がった代物(図書館)は推して知るべしですし、実際その通りになりました。